女性のうつ病発症率は男性の2倍!妊婦でも抗うつ剤は飲める?

女性のうつ病発症率は男性の2倍!妊婦でも抗うつ剤は飲める?

うつ病を性別に分けて統計をとると、男性よりも女性の方が発病しやすいということが判明しています。
その割合はなんと男性よりも2倍に跳ね上がります。

女性は男性とは違って月に1回ホルモンバランスに変化が訪れ、40代からは更年期が始まりますよね。
考え方や感情の波も男性より繊細な人が多く、周囲の感情が伝染しやすい生き物でもあるといわれることも。
そのため、うつ病を発症しやすくなるのです。

中には妊娠中、または産後にメンタルがやられてしまい、生活する気力がなくなってしまいそのままうつ病を発症する人もいます。
このような場合、抗うつ剤を飲んでもいいのでしょうか?

また、女性しかならないうつ病はあるのか?といった点も気になっている人もいるはずです。

本記事では女性とうつの関係について紹介していきます。

女性は男性よりもうつ病になりやすい

うつ病の割合

先ほども述べたように、女性は男性よりもうつ病を発症しやすいといわれています。
厚生労働省による患者調査によると、うつ病を発症している割合は男性の2倍。
どの年代でも男性を上回っています。

原因は女性ホルモンの急激な変化によるものだけでなく、結婚や妊娠・出産、介護、育児といったライフイベントによるケースもあります。
特に現代では、離婚したくても子どものためにできないから我慢をするといった女性が多く、さらにメンタルに悪影響が出るケースも。

また、女性というジェンダー役割を重要視する、または強制させられているといった状況もうつ病を発症させる原因になり得ます。

今の日本は、西洋や欧米の男女平等というジェンダー論が少しずつでありますが認知されてきています。
しかしまだまだなな一面の方が多く、男性をたてなければ、家事は全部やらなければといった強制的な心理が自分自身を窮地に追いやっているケースもたびたび見受けられます。

一番多い年代は40代

女性のうつ病で一番多い年代は、40代です。
40代といえば、ちょうど更年期障害が始まる時期でもあります。
閉経と共にホルモンバランスが一気に変わり、イライラや動悸、発汗といった症状が長く続き家族に対して八つ当たりしてしまう人もたくさんいらっしゃいます。
そんな自分がイヤになってうつ病に、というケースも実際に起きているのです。

月経前にうつ病になる?PMDDとは

PMDDとは

PMSという単語は聞いたことがある女性はいるかと思いますが、PMDDはなかなか耳にしませんよね。
PMDDはPremenstrual Dysphoric Disorderの略称で、日本語では月経前不快気分障害と呼びます。
うつ病の一種として考えられており、女性の月経(生理)周期の時期によって、気分の不安定さや不安な気持ちが悪化したり良好になったりする疾患です。
感情面と身体面がいくつも組み合わさり、PMDDと診断されるケースがあります。

【心理的な症状】
急に悲しくなり、涙もろくなる、拒否されることに敏感になる
イライラする、短気になる、対人関係に亀裂が入る
絶望的になる、落ち込む、自分を責める
不安や緊張、興奮、高ぶりを感じる
【身体的な症状】
集中しづらい
ダルさや疲労感が酷い
食欲が低下したり増加したりと大きく変化する
眠れない、または寝すぎる
コントロールできないと感じる
乳房痛、関節痛、体重増加といった膨らんでいるという感覚がある

PMSでも上記のような症状は起きます。
そのためPMDDは、心理症状と身体症状が複数ほど重なった場合に診断されます。
PMDDはPMSよりも症状が酷く、顕著に発現。
医学界ではPMSが軽度でPMDDは重症だと捉えられているのです。

マタニティブルーと産後うつの違いは?

マタニティブルーとうつ

女性がうつ病を発症するきっかけのひとつとして、妊娠というライフイベントがあります。
妊娠は非常に喜ばしいことであり、幸せな気持ちになる女性もたくさんいますよね。
しかし、中には妊娠中や産後にうつ病を発症してしまう人もいるのです。

ここで注意しておきたいのが、マタニティブルーと産後うつは違うということ。
マタニティブルーは、産後から3日~1週間程度続くものですが、産後うつは長期的にうつ症状を生じます。
通常、マタニティブルーは時間が解決します。しかし、中にはマタニティブルーから産後うつを発症する人も。
そのため、現代の見解ではマタニティブルーは産後うつの前段階ともいわれているのです。

ちなみにマタニティブルーの症状は下記の通り。

・理由もなく落ち込む、参ってしまう
・不安感に襲われる
・急に泣いてしまう
・ささいなことでイライラする
・寝つけず、眠りも浅くなる
・食欲が低下する

産後いつまでたってもマタニティブルーの症状が快復しない場合は、うつ病になっているかもしれません。
そのような場合は、すぐにでもパートナーに助けを求めるか、自分の身内、友人、医療機関に相談してください。

妊娠中に抗うつ剤は飲めます

妊婦と抗うつ剤

妊娠中にうつ病を発症してしまった場合は、抗うつ剤を処方されるケースがあります。

赤ちゃんのために薬を飲みたくない
危険なのでは?

と不安を感じている人もいるかと思いますが、うつ病症状を放置している方が危険です。
抗うつ剤は胎児へと影響を与えにくいといわれているため、処方はごく一般的になっています。

ただし、妊婦さんに関しては個人輸入を利用せず、かならず産婦人科の担当医と相談をして医療機関で処方を受けてください。
個人輸入で購入できる抗うつ剤の使用は完全に自己責任。最悪の事態が起きたとしても、誰も責任をとってくれず、医師も簡単に対処できません。

妊娠中に処方される代表的な薬は、SSRIやSNRI、NaSSAです。

※効果に関してはコチラから確認しましょう。